妊娠中だけどヘアカラーしても大丈夫?|美容師が教える安全なカラーと注意点
「妊娠中でも髪を染めて大丈夫?」「赤ちゃんへの影響は?」——そんな不安を抱える妊婦さんへ。美容室 Al Chem(アルケム) 代表で、3児の父でもある美容師チダヨシヒロが、医学的な根拠と美容師としての経験をもとに、妊娠中でも安心してできるヘアカラー方法と注意点を丁寧に解説します。
妊娠中でもヘアカラーはして大丈夫?
まず結論からお伝えすると、妊娠中でもヘアカラーは基本的に問題ありません。
「頭皮から薬剤が体内に吸収されて赤ちゃんに影響する」という噂を耳にすることがありますが、これは科学的根拠のない都市伝説です。
美容室で使用している薬剤は化粧品登録または医薬部外品であり、皮膚から体内に吸収される量はごく微量。正常な使用方法であれば胎児への影響はありません。
つまり、正しい技術・安全な環境・信頼できる美容師のもとで施術すれば、妊娠中のヘアカラーも安心して行えます。
ただし、妊娠中はホルモンバランスの変化で次のような反応が出やすくなります。
- カラー剤がしみやすい・かぶれやすい
- カラー剤の匂いで気分が悪くなる
- 体調が不安定で長時間座るのが辛い
- 髪が細くなり、ダメージを感じやすい
このような体調変化に合わせて、無理のない方法を選ぶことが大切です。
妊娠中のカラーで注意したいポイント
医学的には安全でも、妊娠中は体が敏感な時期。美容室でカラーをする際は次の点に注意しましょう。
- 長時間同じ姿勢を避ける:血流が滞りやすいので、途中で体勢を変えたり、軽く休憩を入れましょう。
- トイレは我慢しない:途中で行きたくなったら遠慮せず伝えてください。
- 妊娠していることを必ず美容師に伝える:施術内容・時間配分・薬剤選定を調整できます。
- 体調が優れない日は避ける:無理せず、後日に予約を変更しましょう。
- つわり期・妊娠初期は匂いに注意:安定期以降(妊娠5ヶ月〜)がベストタイミング。
Al Chemでは、妊婦さんでも安心して施術できるよう、香料の少ない薬剤を使用し、椅子や姿勢にも配慮しています。
頭皮が敏感な方におすすめの「ゼロテクカラー」
妊娠中や敏感肌の方には、「ゼロテク」という塗布技術がおすすめです。

ゼロテクとは、カラー剤を頭皮につけないギリギリの位置で塗布する技術。
地肌に薬剤が触れないため、ピリピリとした刺激やかゆみを最小限に抑えられます。
特に以下の方におすすめです。
- 妊娠中や授乳中の方
- 敏感肌・アレルギー体質の方
- 白髪染めを定期的にされる方
- ブリーチを使うデザインカラーをしたい方
ゼロテクは熟練した技術が必要ですが、頭皮トラブルを回避しながら綺麗に染められる安心技術です。
妊婦さんにおすすめのカラー提案
妊娠中は頻繁に美容室へ通いづらくなるため、「長持ちするデザイン」を意識しましょう。

- 根元を地毛に近い暗めトーンで染める
- 毛先に自然なグラデーションや透明感を出す
- 伸びても境目が目立たないように設計
これにより、2〜3ヶ月経っても違和感が少なく、無理なくおしゃれを楽しめます。
暗髪でも重く見えないデザインを心がけると、清潔感と艶感を両立できます。
妊婦さんにおすすめの施術プラン
| メニュー | 内容 | 料金(税抜) |
|---|---|---|
| ゼロテクカラー | 地肌につけない安心カラー技術 | ¥10,000 |
| 髪質改善002トリートメント | 艶・保湿・色持ちUP(メニューを見る) | ¥5,000 |
| シャンプーブロー | 仕上げ・リラックスケア | ¥3,000 |
安定期に入ってからの施術をおすすめします。事前にLINEでカウンセリング可能です。
妊婦さんへのメッセージ
僕自身、3人の子どもの父として、妊娠中の大変さや体の変化は痛いほど理解しています。
「お腹が大きくて長く座るのがつらい」「匂いで気分が悪くなる」など、どんな小さなことでも遠慮なくお伝えください。
あなたが安心してリラックスできる環境をつくりながら、無理せず綺麗を楽しむお手伝いをいたします。
妊娠中〜産後の抜け毛・髪質変化も含めて、トータルでサポートします。
よくある質問(FAQ)
Q. 妊娠初期でもカラーできますか?
Q. カラー剤の匂いは赤ちゃんに悪影響ですか?
Q. ゼロテクって誰でもできる?
Q. 授乳中もヘアカラーして大丈夫?
Q. 白髪染めでも安全ですか?
Q. カラー当日はシャンプーしてもいい?
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