縮毛矯正のプロが推すストレートアイロン|選び方4条件と実機レビュー(ノビー)
ドライヤーだけじゃない。実はヘアアイロンも急速進化しています。学芸大学の美容室 Al Chem(アルケム) 代表・チダヨシヒロが、アイロン選びの4条件と、話題のノビー(Nobby)ストレートアイロンをプロ目線で解説。縮毛矯正でも通用する使い心地を詳しくレビューします。
まずは「アイロン選びの4条件」から(超重要)
下の記事で詳しく解説していますが、要点だけここに再掲します。
参考:ヘアアイロンを選ぶ基準(コラム)
- 温度調節が細かく見える(120〜150℃で十分形がつく。表示が曖昧な機種は危険)
- プレートがなめらか(引っかかり=ダメージの原因。焦げ付きはNG)
- 温度が安定(表記温度と実温のブレが少ないこと)
- 軽くて持ちやすい(疲れにくく、面の当たりが一定に保てる形状)
注:イオン・遠赤外線などの宣伝ワードは体感差が小さいことも多く、最優先にすべきは上記4条件です。
レビュー:ノビー(Nobby)ストレートアイロンはここが良い

@コスメ運営の株式会社アイスタイル様の企画で実機検証。以下がプロ視点の推しポイントです。
1)60〜200℃の広い可変温度&ディスプレイ表示

温度帯の下限が60℃から選べるのは繊細な質感づくりに有効。ディスプレイ表示で正確にコントロールできます。
2)立ち上がりが速い(時短)

180℃到達が体感でかなり速い。忙しい朝の待ち時間を短縮できます。
3)プレートの当たりとクッション性が良い

軽い可動(遊び)を持つクッションで力が均一にかかる。根元〜毛先まで面の密着が安定します。
4)プレートの隙間が少ない+蒸気逃しの溝

隙間が少なく髪をしっかりキャッチ。さらに蒸気逃しの溝で、ドライ不足時の“熱気の抜け道”を確保し安全性を高めます。
5)ケアモード/パワーモードの2系統

パワーモードは温度安定重視。ケアモードは立ち上がり直後は設定温度→数秒後に低温にシフトし、ちょうど毛先に到達するタイミングで熱負担を自動軽減。毛先のパサつき防止に理にかなっています。
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実例:縮毛矯正ワークでも遜色なし

根元にうねり、毛先はややダメージ。薬剤・トリートメントの話は割愛しますが、ノビーのアイロンで仕上げた結果がこちら。


面のツヤ、まとまり、根元〜毛先の通りに遜色なし。プロ現場でも十分使える質でした。
家庭用で失敗しない「温度と使い方」
- 温度目安:120〜150℃で十分。細毛・ハイダメージは120〜140℃から。
- ブロッキング:耳上・耳下で分け、薄いパネルを取る(通す回数が少なくて済む)。
- 通す速度:ゆっくり一定に。根元は2〜3mm浮かせて地肌の熱負担を避ける。
- 仕上げオイル:軽めを薄く。つけ過ぎは逆にペタンとします。
サロンメニューはこちら(メニュー)。髪質改善や縮毛矯正のご相談もお気軽にどうぞ。
「高い=正解」ではない。見るべきは操作性と安定性
2〜3万円クラスでも、温度表示が曖昧/プレートの当たりが悪い/重いなどで実用性が今ひとつな機種も。宣伝ワードより、使い心地と安定性で選ぶのが正解です。
最後に:仕上げオイルの話

主成分に揮発性シリコーンが使われた軽めのオイルは、ベタつかずサラッと収まるので、アイロン仕上げと好相性。つけ過ぎ注意・毛先中心がコツです。
よくある質問(FAQ)
Q. 家庭用での温度は何℃が安全?
Q. ケアモードとパワーモードはどちらを使えば?
Q. プレートの焦げはどうする?
Q. 仕上げオイルはいつ・どこに?
Q. くせ毛で広がる人のコツは?
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