最初に申し上げておきます。弱酸性が正義ではありません。
弱酸性と聞くと何か良いイメージをついつい考えがち、、、
お肌って弱酸性
毛髪も弱酸性
なら!!!
髪につける薬剤
縮毛矯正の薬剤
カラー剤
パーマ液
諸々、弱酸性の方がいいのでは??
その考えは間違ってます。
逆にアルカリ性は悪か??
パーマ液
縮毛矯正の薬剤
カラー剤
ほとんどの製品がアルカリ性なんですよね。
なんででしょう??
もちろん、答えは、、、
その方が使い勝手がいいから
理由なんぞそんなもの…!!
髪に何かを働きを働きをかける事にアルカリ性の方が簡単だった。
と言うくらい。
でも、、、
アルカリでも
弱酸性も使いようです♪
なお、アルカリに耐えれない場合は弱酸性で攻めるし、
アルカリにはアルカリの良さがあって弱酸性は弱酸性の良さがある。
それを理解・分解・再構築するのが縮毛矯正の基本ってハガレン読んで理解した。— チダヨシヒロ/美髪の錬金術師 (@c_yoshihiro) February 23, 2018
あくまでも、「弱酸性」や「コスメストレート」などのあまーい言葉に騙されないようにご注意下さいね。
必ず落とし穴がそこには存在しますよー!
ここの部分は意外と美容師さんでも理解されてない方もいらっしゃいますので、お客様も注意が必要ですね。。。
ではでは、、、
アルカリと弱酸性のストレート(ボブ)を見比べて見ましょう…!!
自然なカーブ矯正☆
基本的に僕は弱酸性領域ですが、今回もモチのロンでスピ単です。
が、ある事を思い立ち毛先はアルカリ領域で攻めてカーブを入れてみた。
さすれば、納得。
決して弱酸性が正義ではない。
アルカリでも正しく使えば良き結果♪#縮毛矯正#トリートメント#ストレート pic.twitter.com/8oVZFqrsKu— チダヨシヒロ/美髪の錬金術師 (@c_yoshihiro) February 12, 2018
はい、こちらは根元は弱酸性。
毛先はアルカリでカーブ矯正を行なっています。
そして、、、
ここにも記載されているのですが
ごくごく一般的には毛先に行くほどダメージしてるに決まってますよね。
図で表すとこんな感じ↓(HPが毛髪体力です)
これが大体の方に当てはまるパターンだと思います。
根元よりも毛先の方がカラーの繰り返しや毎日のコテでダメージを受けるのは当然です。
毛髪は減点法って誰か偉い人が言ってました。
毛髪体力の余力を残すと言うのはこんな感じ
普段からダメージさせない方法をチョイスしていく。
または普段の全体カラーでもなるべく毛先のダメージを減らす処方をする。(死んでもダメージレスじゃないよ)
もちろん縮毛矯正でも毛先に行くほどにセンシティブです。
攻めれるようにセンシティブにすると言うのが正しいかも。
これで
普通に考えたら、、、
根元がアルカリで毛先が弱酸性では…!?!?
というパターンだけではないのです。
このカーブをつけるためにはアルカリの方がリスク少なく曲げることができそうだったので、アルカリをチョイスしました。
ここは中間水洗時に使用してるものが大きく作用しております。
そして、縮毛矯正は主に
この3つのパワーバランスで成り立ってます。
薬剤・・・縮毛矯正の薬。これでアルカリか弱酸性かのチョイス
処理剤・・・わかりやすく言うとトリートメント
熱・・・アイロンの熱に入れ方
薬剤の種類によって、処理剤や熱の入れ方を変えていくのです。
そして、、、
これが完全にアルカリのみでいったカーブ矯正です◎
今日も上手くいったぜ…!!
やはり、この手のカーブ矯正が一番多くオーダー頂きます。
というか、ボブなら有無を言わさずカーブ矯正です◎
このレングスで綺麗に内に入ってくれれば言うことなし☆
フルで2時間半でした〜♪ pic.twitter.com/SCCXW7NYQs— チダヨシヒロ/美髪の錬金術師 (@c_yoshihiro) February 7, 2018
どちらも綺麗にカーブを描いてるボブ矯正ですね♪
これは完全に持論ですが、
コスメストレートや弱酸性などのあまーいワードトラップによって勘違いしてしまうことがないように、
美容師自身が確かな知識をもって、お客様一人一人に合わせた薬剤調合、アイロンに入れ方、処理剤を適材適所で使用できる。
ということがとても大切なことかと…!!!
もちろん、僕はここを理解した上での施術をやらせていただいております。
そこを理解した美容師さんに担当してもらう事こそが、美髪の第一歩です☆