縮毛矯正してて少し髪に動きをつけたいからパーマをかけてたい!!
と思ってパーマをかけたら失敗・・・。。。
ってことありませんか??
実のところ、縮毛矯正してる髪にパーマをかけるというのはとっても難しい事なのです。
縮毛矯正とパーマは相性が悪いの??
実のところ縮毛矯正と普通のパーマは相性が良くありません。
それには縮毛矯正に必要な作用と普通のパーマでは作用が違うからです。
普通のパーマをかけると失敗する??
縮毛矯正してる髪に普通のパーマをかけると十中八九失敗します。
縮毛矯正してる髪に普通のパーマをしたら
となるのがオチです・・・。
何故ザラザラになるのか??
これは縮毛矯正と普通のパーマの仕組みに違いがあるからです。
普通のパーマは「薬剤+時間」でかけていくものになります。
ですが、
縮毛矯正は「薬剤+時間+熱」でかけていくものなのです。
つまり、
熱のパワーがあるか?ないか?でだいぶ変わってきてしまうんですね。
縮毛矯正は薬剤で髪を柔らかくしてアイロンで伸ばす。
言うなれば、洋服のシワ伸ばしのアイロンと同じような感じなんですね。
あれ、アイロンしたらすごく綺麗になりますよね??
あんな感じのが縮毛矯正では行われてます。
髪はタンパク質で構成されてますが、このタンパク質を熱で変形させるのか??
それとも薬剤で変形させるのか??
で大きな違いができるんですね。
縮毛矯正に相性のいいパーマは??
縮毛矯正に相性の良いパーマとなるとデジタルパーマ以外にはないと思います。
もちろん相性のいい理由もしっかりとあります♪
デジタルパーマが何故相性がいいのか??
実はデジタルパーマも縮毛矯正と同じく・・・
「薬剤+時間+熱」を利用した技術だからです。
デジタルパーマの行程って
薬剤つけて→時間おいて→流して→巻いて→ロッドが熱くなる→固定→流し
って流れなんですね。
で、縮毛矯正は
薬剤つけて→時間おいて→流して→巻いて→アイロンで熱入れ→固定→流し
という流れで縮毛矯正もデジタルパーマも同じようなものなんです。
熱処理されてる髪には熱処理したメニューで!!
性質が近しいものなので、縮毛矯正してる髪にはデジタルパーマが相性が抜群にいいんです!!
なので、縮毛矯正してる髪にはデジタルパーマにしましょうね♪
でもね。
相性が良いからって・・・
みんな上手くかかるわけじゃないんですよね・・・。
縮毛矯正してる髪にデジタルパーマで失敗するパターン
デジタルパーマでも絶対大丈夫なんてことはありません。
むしろデジタルパーマの方が失敗してしまった時の代償は大きいのです。
デジタルパーマをかけて失敗されてしまった髪。
縮毛矯正も同じことが言えますが、薬剤パワーと熱のパワーを使った技術は非常に難易度が高いんです。
今回のパターンはブリーチ・縮毛矯正・デジタルパーマによる薬剤と熱のダメージで神としては限界です。
変に広がってしまうので、綺麗なストレートに戻したいとのご希望でした。
なので、チダ式髪質改善トリートメントで
なんとかここまで綺麗な状態へ。
カットはまた次回修正させていただきます♪
今回の失敗は何故起こってしまったのか??
これは本当に大切なのですが
髪にどれくらい体力が残ってるか??
を見極める経験値。
この失敗されてしまった髪は
ブリーチ・縮毛矯正の履歴がある髪でした。
この二つの履歴がある髪にデジタルパーマなんて難易度が高すぎるのです・・・。
ほぼ、髪に体力なんて残ってません。
それを見極めずに
「しっかりかかるようにしておきますね」と言って強い薬剤を使用するとどうなるか・・・。
チリチリしてしまうのです。
髪はタンパク質で構成されてるとさっきも言いましたが、そのタンパク質量が体力だと思ってください。
例えば髪の体力がマックス100だとして
ブリーチで−40
縮毛矯正で−40
デジタルパーマで−30
で合計−10となります。
マイナスになってしまってるので、髪は限界を越えてチリチリのザラザラへとなってしまうのです。
また強い薬剤を使用したからと言ってパーマがしっかりとかかるわけでもありません。
髪の状態に合わせたベストな薬剤と濃度が必ず存在してます。
それが美容師さんによってできるのか??
が大事ですよ♪
縮毛矯正してる髪にパーマをかける
では、どうしたら縮毛矯正してる髪にパーマをかけることができるのでしょうか??
長年縮毛矯正をしてるというお客様。
毛先はなかなか梳いておりアイロンやコテを多用されるみたいで、
なかなか怖い毛先ですね。
パーマは毛先にかけていくので、この一番体力の無い部分にかけてくので、
パーマ液の強さは最低限で大丈夫。
むしろ、弱くした方が熱の力を利用できるんですね〜♪
パッと乾かしてシアバター系のスタイリング剤を揉み込んだだけです。
綺麗に毛先にかかってくれました♪
今回の僕がしたメニューは
カット・・・パーマスタイルへの変更
デジタルパーマ・・・弱めの薬剤設定
質感改善トリートメント・・・タンパク質の補充・架橋
です。
ざっくり書くとこんな感じですが、実際は全ての技術に思考を張り巡らしながらやっております。
先ほどのデジタルパーマの失敗の直しもですが、
薬剤と熱を使うメニューは非常に難易度が高いものとなってます。
そこに特化してる美容師である僕だからこそ皆様へご提供できる技術と知識があります♪
お客様ひとりひとりに最高のパフォーマンスをさせていただいてますので、デジタルパーマや縮毛矯正、髪質改善はご相談くださいね。